髪の乾かし方にはコツがある! くせ毛対その⑤ 乾かし方のコツをマスターしよう!

こんにちは〜 みじんこです。
今日はくせ毛の髪を乾かす時のポイントについてお話したいと思います。
あなたは、いつもお風呂に入ってシャンプーした後、きちんと髪を乾かしていますか?
乾かすと、くせで広がってしまうからとタオルドライの後、乾かさずにそのまま寝ていたり、
翌朝髪が爆発するからと濡れている髪を結んだまま寝ていたりしていませんか?
私は小学生の頃、自分の髪をなんとかおちつかせたいと思ってよくこういう事をしてました。
この、なんとか落ち着かせたい!という思いから初まった、小学生の頃の私なりの対策は髪にとっては何一つ良い事が無かったんですよね💦
濡れたまま髪を結んだり、濡れたまま寝てしまったりしてしまうと、もうお解りだと思いますが、
髪のキューティクルを傷めてしまう事になるんですよね💦
以前、髪の構造や結合の所でお話しした話を思い出してもらえるとすぐに理由が解ると思います。
髪は濡れている状態になると水素結合が緩んでしまい、表面のキューティクルも開いた状態になっています。
その為、濡れている状態が続くという事は、髪にとって不安定な状態で とてもダメージを受けやす状態が続いている事になります。
ですから、もし今あなたが昔のわたしのように 髪が濡れたままの状態で寝ていたり、
濡れたままの状態で髪を結んでいたりしているのであれば、まずはこれから書く内容をしっかり読んでいただき、その後 実行してみて下さい。
くせ毛を上手に乾かす方法
1、タオルドライはしっかりと
シャンプーの後ドライヤーで髪を乾かす前に髪がまだビショビショに濡れている時は、
タオルでしっかりと水分をふき取りましょう。
ビショビショに濡れたままドライヤーをかけると 時間がかかるばかりか なかなか乾かないうえに、
長時間ドライヤーをかける事になるので髪のダメージに繋がってしまいます。
だから、ドライヤーをかける前にはタオルドライはしっかりしましょう。
この時、髪と髪をこすりながら拭いたりしないようにしてください。
髪が長い人ほどやりがちですが、キューティクルを余分に傷めてしまうので絶対にしないようにしましょう。
正しいやり方はこうです!タオルで髪を挟み優しくポンポンと叩いて水分を取ります。
2、目の荒い櫛か手ぐしで 仕上げたい形に整えるように梳かす
3、ドライヤーで乾かす
水分がとれたらドライヤーで髪を乾かします。
風を当てる方向は、根元の方から毛先に向けて
キューティクルに逆らわないように風をあてます。
そうすると、キューティクルが綺麗に閉じて、艶が出ます。
しかし、反対にキューティクルに逆らってドライヤーをかけてしまうと、
キューティクルが剥がれ、ダメージを創ってしまい結果的に艶も出ない仕上がりになってしまいます。
だから、風を当てる方向は根元から毛先これが鉄則です!
4、ドライヤーをかける順番
ショートヘアの場合
まずは根元の方向付け!
ショートの場合は1番仕上がりの肝となる部分、
例えば、前髪やサイドの流す部分等、方向付けたい部分の根元を先に7割程度方向付けしながら乾かします。
その時、クセを活かして自然な流れにまかせるのであれば、自然の流れに逆らわず、根元の方向付けを意識して風を当てます。
逆に、クセを伸ばしたい部分は、髪を人差し指から小指までの4本の指で挟んで痛くないように均一のテンション(力)で 軽く引っ張り、
その状態をキープしたまま根元部分からドライヤーを当てます。
この場合も必ずキューティクルの方向に逆らわないように当てます。
髪を持つ手はこんな感じです。
それから、ずっと同じ場所にドライヤーを当てていると熱がこもって熱くなりヤケドをしてしまうので、
時々ドライヤーを揺すりながら風を当てるようにします。
こうすることで、広範囲に風が当たるので早く乾かす事が出来ます。
肝となる部分の方向付けが終わったら、残りの部分を上記のポイントを頭に入れながら乾かします。
最後にブラシでクセを延ばしたい部分や、艶を出したい部分をブローします【ブローのコツは次回】
最後に冷風を当てて固定します。
ミディアム〜ロングの場合
ミディアムヘア〜ロングヘアに関してはボリュームを抑えたいか?ボリュームを出したいか?によって
乾かし方が全く違います。
ですから、あなたが求める仕上がりで乾かし方を覚えてください。
頭を大体の目安で四分割にして乾かしていくと乾かしやすいです。
最初に襟足の辺りの髪から順番に乾かしていきます
考え方として、後頭部を上下に分けて1➡2の順に乾かしてそれからサイドの髪を乾かしていくと効率よく早く乾きます。
この時、右側の髪を触る時は、右手が髪、左手がドライヤー、
左側の髪を触る時、左手が髪、右手がドライヤーにするとやりやすいと思います。
前からドライヤーをあてるようにします。
ボリュームを抑えたい場合
ポイントは髪を挟んで持つ手が地肌から15〜20センチくらいの離れた位置でしっかり固定し、
頭皮に対して角度があまりつかないようにしっかりキープ。
それからドライヤーの熱を根元を中心に当て、根元が乾いてきたら、毛先まで同じように繰り返します
次に後頭部全体を頭の上の方からドライヤーを当て、同じように乾かしていきます。
後ろの髪がか乾いたら、横の髪も同じようにドライヤーは頭の上から当てて乾かしていきます。
髪を下に引っ張りながら出来るだけ根元のボリュームつぶすように抑えながら乾かします
あとは表面に艶を出す為にブローします
ボリュームを出したい場合
クセ毛の人でも、髪が細くてペッタリとしてしまう人はボリュームを出して乾かしましょう。
ボリュームの出し方は根元を起こす!この事を意識して行えば簡単にボリュームが出ますよ(^^)
コツは地肌に対して90度以上になるように髪を引っ張り固定し、
ドライヤーの風を当ててすぐに冷風で固定します。
根元のボリュームがつくれたらあとは全体を乾かしブローします
まとめ
・タオルドライはしっかりと
・まずは根元から乾かす
・根元の方向づけ
・クセを延ばしたい所は指で引っ張って固定して風を当てる
・クセを活かしたい部分はクセの流れに沿って手櫛で風を当てながら整える
・毛先は根元を乾かしているうちに自然と風と熱が当たっているので、最初から毛先は気にしない
・ボリュームを出したい時は頭皮に対して90度以上の角度になるように髪を固定し乾かす
・ボリュームダウンしたい時は根元を潰すように角度をつけないで固定し、乾かす。
・固定する時は冷風で
いかかでしたか?
意外かもしれませんが、ブローの前段階の乾かし方一つで仕上がりにはかなり差がでます。
美容師の間では常識ですが、
これを知っているのと知らないのでは、
この後のブローの時にも大きな差がでます。
コツさえ知っていれば、
あなたも悩みだったくせ毛の扱いが少しは楽になるかもしれませんよ。
是非今日からチャレンジしてみて下さいね。
次回はこの続きでブローのコツをお届けします。
それでは次回も お楽しみに♪